2005年08月30日

アレロパシー

昨日のクルミのアレロパシー(=他の植物の成長を妨げるような植物の作用)の話の続き。

有名なのは、「セイタカアワダチソウ」。空き地をいつの間にかはびこり、短期間に裸地や雑草の地を占領してしまう。なぜこんなに短期間に他の雑草にとって代われるのか。最大の理由は、セイタカアワダチソウが地下茎から植物に対して強い成長阻害作用を持つ物質を持つ物質を分泌し、他の雑草の生長を押さえるからだといわれている。こうして勢力範囲を広げていくと、今度は自分で分泌する物質で自家中毒(=連作障害)を起こし、数年も経つと次第に丈が短くなって他の雑草(イネ科やクズ等)にとって代わられる。荒地も少しづつ変化していく。

樹木の話に戻そう。

樹木にも忌地現象(いやちげんしょう)を持っているものがある。
●コーヒー(葉や根にカフェインを含む)
●ナギ(葉や実に強いアレロパシーを持つ物質を含む)
●クスノキ(葉や幹に含まれる強い香気成分カンファーを含む)
●カラマツ(落葉に含まれるフェノール類)
●ヒノキ(落葉に含まれるフェノール類)
などが、他の植物や樹木の生長を阻害することで知られているが、その原因が樹木の分泌する物質であることが多いという。フィトンチッドだ。

フィトンチッド=フィトン(植物)+チッド(殺す)の合成語だと言う。
植物から放出あるいは分泌され、他の生き物を殺す物質の総称。
樹木は一度そこに根をはると、その場所を動くことが出来ないため、身を守ったり、勢力範囲を広げるための強力な武器であると。

しかし、このフィトンチッドは人間にとってはプラスになることが多いと言う。
例えば、森林浴など。人には安らぎと活力をもたらしてくれる。
不思議な成分を樹木や植物は持っている。
森林療法(森林セラピー)も注目されていると言う。

今度、じっくり森林浴とマイナスイオンを浴びに行ってこよう。
リフレッシュである。

<今日の花>ヒゴタイ
たまたま、太宰府の住宅地を歩いていたら発見。
何でこんなところにあるんだろう??
九州では、九重高原や玖珠の標高の高いところの一部に栽培されている数少ない花。
ルリ色の球形できれい。

ヒゴタイ花アップ
posted by td-eco at 21:14| 福岡 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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